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└ 彫刻作品

デンマークの彫刻家、ケルド・モスホルム・ヨルゲンセン(Keld Moseholm Jørgensen/1936-2023)による1994年の作品「Anette」
タイトルの「アネット」とはこの子の名前だと思います。
スウェーデンのヴェストラ・イェータランド県にある都市、ボロース市の公園に設置されているブロンズ像です。
背筋を伸ばして胸を張り、堂々と前を見つめる短髪の少女。
胸が膨らんでいないので8歳以下だと思いますが、バランスの良い綺麗な体形をしていますね。
左右対称ではなく少し体を捻ったポーズで、安定感とともに適度な躍動感もあります。
足を肩幅以上に開いた女性の立像は珍しいと思うのですが、少女だからこそこのポーズが活きてくるのでしょう。
少年像のような哀愁もなく、頼もしささえ感じさせます。
作者のケルド・モスホルム・ヨルゲンセンはデンマーク生まれの彫刻家。
1962年にフュン島美術アカデミーを卒業し、その後1970年にコペンハーゲンの美術アカデミー彫刻学校を卒業。
1980年頃からは体操をモチーフとした、動きや力強さを重視した作品を制作。
彼は自然主義的な彫刻、特に女性像と子供像を多く制作し、デンマーク国内外の公共施設の芸術作品も数多く手掛けました。
2010年にはオーストラリアのボンダイビーチで開催された屋外彫刻展「スカルプチャー・バイ・ザ・シー」にて、彼の作品が大賞を受賞しています。
画像出典:ウィキメディア・コモンズ
File:Kjeld Moseholm Anette.JPG
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2025年04月13日
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考察記事


顔貌(がんぼう:かおかたち)が整っていて美しい女性のことを「美人」「美女」などと言い、男性に対しては「美男」「二枚目」「ハンサム」「イケメン」などと言います。
この褒め言葉は大抵、顔の美しさを評価して言っているわけです。
いくら気取ったセリフを言っても、顔がイケメンでないとイケメンとは呼ばれません。
実際に世間では顔の良い人のほうが好かれることが多いですし、顔の良し悪しが人生を左右することさえあります。
昔から美人コンテストで優勝する人は顔が美しい人でした。
「顔が美しい」とは一体どういうことを指しているのでしょうか?
目・鼻・口などの各パーツの形が整っていて、それがバランスの良い位置に配置されていれば美しい顔になるのでしょうか?
黄金比率のように、顔にも人間が美しいと感じる比率があるのでしょうか?
当ブログではこれまで全身の美しさにこだわって作品を紹介してきましたが、たまには顔のパーツについて思案してみるのも良いかと、今回は美形くん美形ちゃんの顔写真をセレクトしてみました。
左側が少年、右側が少女。






どの子も映画スター並みに美形ですね。
モデル写真なのか一般の家族写真なのかは不明ですが、小学生でこの美貌は驚きです。
美しいと言われて悪い気がする人はほとんどいないでしょうし、容姿を褒められることで自尊心が高まるのは良いことだと思います。
天狗になっちゃあいけませんが。
顔の美しさは万人にわかりやすい、というか伝わりやすい。
テレビタレントでもユーチューバーでも、顔が美しい人のほうが人気が出やすいのは確かです。
しかし近年では顔ばかりを重視してはいかんといった風潮もあり、美人コンテストでも顔以外の美しさや個性を評価するようになってきました。
人間の美しさは顔だけにあらず、ということですね。
ただし最近映画界やゲーム界などで話題にあがっているポリコレ問題。
キャラクターの性別を排除したり、あえて容姿を美しくないものにしたり。
あれは極端すぎてかえって良くないなとは思っています。
差別や偏見は悪いことですが、一緒くたにしたり正反対にすれば良いというものではありません。
Copyright : Yulia Rubtsova(2枚目)






私はハッキリ言って三枚目ですし、背も高くありません。
昔から面食いでもなく、女性に対しても顔は気にせず、むしろ首から下の美しさを重視するタイプでした。
それはもしかしたら、私が子供の頃から彫像の美しさに魅了されていたからかもしれません。
彫像は顔の作りがハッキリせず、仮面のように単色で、目に至っては白目剥き出し。
もちろん絵画にも彫像にも美男美女はたくさんいますが、その多くは顔の良さで評価されているわけではありません。
作品の作品としての良さ、人間の人間としての良さは、木を見て森を見ずでは決して発見できないと思います。
しかし顔のパーツを目・鼻・口などと分けて鑑賞すると、そのひとつひとつはじつに興味深い形をしており、それ自体が芸術作品であると言えるくらいです。
私は人間の顔のパーツの中では鼻が一番芸術的な形をしていると思うんですが、日本の漫画やアニメでは鼻をリアルに描いた作品が少ないですね。
小さくしたり、鼻の穴を省略したり、鼻そのものを描いていない作品もたくさんあります。
昔の日本人は大きな目、小さな鼻、黒以外の髪の毛に憧れていたところがあり、日本の漫画やアニメのキャラクターはその理想に沿う形でデフォルメされてきたのでしょう。
その日本独自のデフォルメが今や世界の人々を魅了しているわけですから、ヴィジュアル作品としてはそれが正解だったのだと思います。






私は甥や姪が小さかった頃、子供の顔を間近で見たとき、そのあまりの綺麗さに感動さえ覚えました。
瞳はどんな宝石よりも美しく澄み、肌はシルクよりも滑らか。
子供という生き物の、濁りのない純粋さに感動したわけです。
それはすなわち、自分も子供の頃はそうであったということ。
年をとって目が濁ったり肌がくすんだりするのは仕方のないことなので、せめて気持ちだけは澄んだ状態を保ちたいですね。
子供たちから学べることはとても多い。
Copyright : Jessica Lee(5枚目)
Copyright : Pinky Vision(6枚目)
画像出典:2005年〜2022年頃の画像共有サイト
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2025年04月12日
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└ 絵画作品

イタリアの画家、アレッサンドロ・アローリ(Alessandro Allori/1535-1607)による1572年の作品「Spalliera con storie degli amori di Giove」
イーリオス(トロイア)の王子であるガニュメデス(ガニメデ)に恋をした大神ゼウスが、大鷲に変身してガニュメデスをさらったというギリシア神話のワンシーンです。
ガニュメデスは絶世の美少年であったことで知られていますが、この絵からはあまり少年らしい美が感じられませんね。
まぁ500年近くも前の作品ですから、今とは美意識も多少は違うのでしょう。
とにかく、あられもない姿でさらわれてしまったガニュメデス君の心中如何許りか。
大鷲もこんな体勢でよく飛べるなという気もしますが、これも愛の力でしょうか。
この絵はじつは作品の一部分です。
周辺はこのようになっています。

全体の大きさは高さ139cm、幅232cm。
イタリアのフィレンツェにある「バルジェロ美術館」が所蔵しています。
何というか、奇妙で、猟奇的で、不気味で、シュールで、面白い作品ですね。
夢に出てきそう・・・
作者のアレッサンドロ・アローリは16世紀に活躍したイタリアの画家。
フィレンツェで生まれ、5歳のときに父親が亡くなったため、画家のアーニョロ・ブロンズィーノ(Agnolo Bronzino/1503-1572)が後見人となってアローリに絵を教えました。
17歳の頃にはフィレンチェ公、アレッサンドロ・デ・メディチから注文を受けるようになり、1554年から1560年にかけてローマで修行し、ミケランジェロの作品などを研究します。
彼はフィレンツェに大きな工房を開き、主に肖像画や神話を題材にした装飾画を描きました。
1607年、フィレンツェにて没。
息子のクリストファーノ・アローリ(Cristofano Allori/1577-1621)も著名な画家となりました。
画像出典:
ALLORI Alessandro,1572 - Detail 04
Copyright : L'art au présent
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File:Alessandro allori, spalliere con gli amori di giove e grottesche, 1572, 03 §.jpg
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2025年04月10日
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考察記事

以前、日光東照宮の三猿を例に挙げ、3という数字は多くの事柄に関係している非常に効率の良い数字だという話をしたことがありました。(該当記事)
日本の慣用句や熟語に「三」が付くものが多いのはそれだけ3という数が特別な意味を持つからだと思いますが、人のまとまりである「三人組」も有名どころを数えたらキリがないほどです。
芸能界や音楽界にはたくさんの三人組(グループ)がいて、漫画やアニメ、小説や映画にも三人組という概念は多いですね。
たくさんの登場人物がいる物語でも、主要なストーリーはだいたいトライアングル状態で話が進みます。
3人で戦う戦隊ヒーロー。
3人で歌うアイドルグループ。
3人で笑わせるコントやトリオ漫才。
三角形が一番安定しているように、人間も三人組が一番安定しているように思います。
画像出典:Kids and the sea...
Copyright : Anna Savenko
【友達三人組】




左側は男の子の三人組、右側は女の子の三人組。
どの写真も仲の良い友達と水辺で遊んでいるシーンです。
人間の活動において三人組が効率的なのは確かだと思いますが、同じタイプが集まってしまうとそれはそれで問題が生じることもあります。
「類は友を呼ぶ」とは言いますが、同じ性質を持った集団がトラブルを起こしやすいのは昨今の報道を見ても明らかです。
子供のうちは様々なタイプの子と友になることが大切。
違いがあるからこそ手を差し伸べたくなります。
互いに足りないものを補ったほうが、人間は安定するんですね。
画像出典:2005年〜2010年頃のウェブサイト
Copyright : Stichting Naturistische Uitgaven(2枚目)
【兄弟姉妹の三人組】




「一姫二太郎」という諺があります。
これは最初に生まれる子は女の子が良い、二番目の子は男の子が良いという意味。
子育てに不慣れなうちは育てやすい女の子で経験を積み、子育てに慣れてから難しい男の子を育てたほうが良いというのが理由だそうです。
じゃあ三番目は?となると、それは各家庭でご自由に。
三番目の子に大らかな性格の子が多いのは、その子を育てる頃には子育てにも余裕ができるからでしょうね。
最初の子が子育てを手伝える年齢になることも余裕が生まれる理由です。
ちなみに私は妹が二人いる三人兄妹です。
昭和の時代は子供が3人の家庭はどこにでもありましたが、今はひとりっ子が多いですね。
厚生労働省の2022年の調査によると、児童のいる世帯のうち子供の人数で最も多いのは「1人」で49.3%、「2人」は38.0%、「3人以上」は12.7%でした。
画像出典:
zwembadjong(1枚目)
Copyright : Tom & Katrien
3D5A0831(4枚目)
Copyright : Michael Ge
今回は三人組の子供たちについての考察でした。
修正しなくても良いように後ろ姿のみを選びましたが、三人組の後ろ姿というのも絵的に見栄えが良いものですね。
どの写真も額に入れて飾っておきたくなるくらいです。
それはこの構図が絵画のようにバランスの良さを感じさせるからでしょう。
顔が見えていない分、喜怒哀楽を考えさせる余地があるのも作品としての魅力です。
今の日本では子供が3人以上いる家庭は少ないので、なかなか天使三人組の写真は撮れませんが、親戚の子が集まったときにでもこのような写真を撮影しておくと、きっと家宝になると思いますよ。
関連記事:三者三様
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2025年04月08日
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└ 彫刻作品

フランスの彫刻家、クレマン・ダスタニエール(Clément d'Astanières/1841-1917)による1886年の作品「L’Enfant à la Vague」
フランス北部の都市、ドゥエにある「シャルトルーズ美術館」が所蔵している、高さ120cmの大理石像です。
タイトルは「波の上の子供」という意味。
男の子が海の波打ち際で遊んでいるシーンですね。
滑り落ちないように怖々と、それでいて水面にギリギリまで近付きたい、そんな心情が表れています。
固くゴツゴツとした岩場と、柔らかでしなやかな体の対比が面白い作品です。
それを同じ素材で表現しているのですから、今更ながら彫刻家の技術には驚かされます。
幼いながらも均整のとれたこの少年。
モデルが誰なのかは不明ですが、ダスタニエールには子供がいなかったので息子ではないようです。
作者のダスタニエールは軍人の家系に生まれながらも、絵画や彫刻に情熱を注いだフランスの彫刻家。
パリで芸術を学んだ後に軍隊に所属し、1860年に大戦の連隊に加わってウィーンの守備隊に就き、その後騎兵学校へと進みました。
しかし彼は1870年の普仏戦争(フランスとプロイセン王国の間でおこなわれた戦争)にて負傷し、ドイツ軍の捕虜となってしまいます。
その後フランスに送還されて1871年にジョルジュ・ムートン将軍の孫娘と結婚しますが、芸術に専念するため1875年に軍隊に辞表を提出。
芸術家としては遅咲きですが、1982年に初めて金メダルを獲得し、その後もサロンやパリ万国博覧会など、多くの展覧会で賞を獲得しました。
彼は晩年リウマチに苦しみ、1900年にフランスの漁港の町カップブルトンに安住の地を求め、亡くなるまでそこで暮らしたそうです。
現在もカップブルトンの墓地に静かに埋葬されています。
出典:Bl-lit - L’Enfant à la vague, exp.1886
File:L'enfant à la vague Salon 1886 d'Astanières.jpg
ライセンス:パブリックドメイン
(ウィキメディアの画像は低解像度版です)
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2025年04月07日
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ドイツの写真家、ヴィルヘルム・フォン・グレーデン(Wilhelm von Gloeden/1856-1931)による1895年頃の写真作品「Ragazzi con tacchino」
「七面鳥と少年たち」と題されたこの写真は、イタリア半島の南にある地中海最大の島、シチリア島のタオルミーナにて撮影されました。
七面鳥に餌を与えている兄の前で弟が横たわっているというシーン。
日光浴でもしていたのでしょうか。
多少の演出はありますが、当時シチリア島に住んでいた人々を撮影した写真であり、歴史的にも貴重な記録です。
原板のプリントは縦15.2cm横20.8cmで、今でいうキャビネ版よりも少し大きいサイズ。
アメリカのカリフォルニア州にある「J・ポール・ゲティ美術館」が所蔵しています。
画像出典:ウィキメディア・コモンズ
File:Gloeden, Wilhelm von (1856-1931) - n. 0219 recto - Ragazzi con tacchino - Aste La Rosa.jpg
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2025年04月05日
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考察記事


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筋肉や脂肪の付き方、各部位のバランスなど、体形をチェックするなら何も着ていない状態が最適です。
だからこそ昔の身体検査は全裸でおこなっていたわけです。
しかしダニー君とソニー君はあくまでも着衣のモデル。
通常の衣服かスポーツウェアの画像しかありません。
スポーツウェアは比較的体形がわかりやすく、その中で最も肌を隠さないのが水泳のウェア、つまり水着です。(最近の水着はそうでもありませんが...)
今回は水着姿のダニー君とソニー君を造形比較してみたいと思います。
左側がダニー君、右側がソニー君。
【青いトランクス水着】




日本でいうトランクス、海外ではボクサーズ(Boxers)と呼ばれているタイプのパンツ。
ショートパンツや短パンとも言い、下着との違いが曖昧ですが、水着は水に濡れても透けない丈夫な素材なのでしょう。
さて前回のシングレットと違い、水着なら上半身全体を見比べることができます。
この撮影時、体脂肪率はソニー君のほうが低そうですが、健康そうな肉付きをしているのはダニー君ですね。
もちろん肉付きが良いイコール美しいではありませんが、骨格が発達していない子供の場合、造形美にはある程度の肉付きが必要です。
大胸筋辺りもダニー君のほうが豊かな印象を受けます。
腕の形、脚の形、顔立ちなどはどちらが優れているということはないので、これはもう好みですね。
私はダニー君の柔らかそうなお腹に癒しを感じました。
【赤いボクサーショーツ】




これは水着なのかはっきりとはわからないんですが、下着ならボクサーブリーフと呼ばれているパンツ。
これも同じ商品の使い回しでしょう。
トランクスのようにブカブカではなく、本来ならフィットするタイプです。
ソニー君は腰回りが細いのでパンツに少しシワがよっています。
見た目を格闘技選手に例えると、ダニー君はMMA選手、ソニー君は細身の柔術家って感じかな?
背中側にも肉付きの違いが表れていますね。
ダニー君はウェストのすぐ下(胸腰筋膜の辺り)からすでに膨らみがあり、背中の僧帽筋から広背筋、そして大臀筋にかけて適度な厚みを感じますが、ソニー君はお尻の辺りでやっと膨らみを感じる程度です。
まぁこれもどっちが美しいという話ではないのですが、細かな違いを探すのも面白いですね。
おへその形も違います。
【迷彩柄のビキニ水着】




ミリタリー好きが買いそうな迷彩柄のビキニ水着。
戦場では役に立ちそうにありませんが、美しさの披露では役立っているようです。
これも柄の位置が完全に一致しているので同じ水着を使い回しているのだと思います。
体全体の形がわかりやすいように全身の画像を選んでみました。
ふたりとも胸の部分が隠れているので上半身の比較はできませんが、下半身の違いはハッキリわかりますね。
ダニー君のほうが腰、脚ともに太い。
太いと言ってもわずかですが、そのわずかな差が全体のバランスに影響を与えています。
ダニー君は腰の輪郭が台形状で骨盤まわりに存在感があり、そのため腰に手を当てるポーズも様になっており、全体のバランスも良さそうです。
ソニー君は腰の輪郭がほぼ平行、つまり腰幅が狭く、上半身から脚までが一体化しているような印象。
お尻が小さく脚も細めなので、この撮影時にはちょっと安定感に欠ける弱々しい印象がありますね。
日本では昔から細くて長い足を「カモシカのような足」と言っていました。
元々はガゼルやインパラのような羚羊(れいよう)の足に似ているという意味だったそうですが、ソニー君はまさにそれ。
しかし細過ぎれば膝やくるぶしの出っ張りが目立ちますし、細ければ良いというわけでもなさそうです。
【赤いタンガ水着】




最後はタンガ水着です。
ビキニの中でも布面積が小さく、ボディアート系のパフォーマーにも愛用されている水着。
Tバックであれば大臀筋の形もわかりやすかったんですが、ふたりともTバックを着用した画像はないようです。
ダニー君ソニー君ともに肌の綺麗さは折り紙付き。
寝そべったポーズからはまるでなだらかな砂丘のような優美さを感じます。
背中の写真では、逆光気味なライティングで輝いているダニー君の産毛が綺麗ですね。
ソニー君の金髪と青い瞳も宝石のような美しさを放っています。
ふたりの体型に大きな違いはありませんが、各部位の肉付きにわずかな差があり、それがポージングによって体の凹凸、つまり体形の違いとして表れています。
今回もスタジオモデルのダニー君とソニー君の画像から、同じ水着、同じポーズをセレクトして造形比較してみました。
人間の形も千差万別。
もちろん人の美しさは主観ですので、この記事では決してモデルの質を論じているわけではなく、あくまでも外観の違いを抜き出しているに過ぎません。
私はふたりの微妙な違いを考察することで、どちらの美しさにも魅了されました。
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関連記事:ダニーとソニーの造形比較【シングレット】
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2025年04月03日
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考察記事


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人物絵画や人体彫刻を制作するうえで資料となるのが実際の人間であり、そのためのモデルが存在しています。
また写真作品を作るためのモデルも世の中にはたくさんいます。
殺風景なスタジオで水着姿などを披露するモデルは、まさに人体に特化したモデルであり、すなわちそのモデル自体が芸術作品であると言えるわけです。
当ブログでは以前、彫像と人間の造形を比較する考察をおこなっていますが、今回は人間と人間で造形比較をしてみたいと思います。
もちろん実物ではなく、写真に写っている人間を比較するということです。
さて誰と誰を比べてみようか?と思ったとき、ふと浮かんだのがスタジオモデルのダニー君とソニー君。
このふたりは撮影時の年齢が同じくらいで、ポーズにも共通点があるので比較するには最適。
しかも名前も似てますね。
彫像の造形比較のときは、彫刻家がいかに人間の形を再現したか、つまり造形技術の考察でしたが、今回はどちらも生身の人間ですので、その形をそれぞれの個性として考察していこうと思います。
良し悪しを決めるための比較ではなく、微妙な違いを理解するための比較です。
同じ衣装でほぼ同じポーズの画像は、いくらスタジオモデルでもそう多くはありません。
しかし1回では紹介しきれない数になってしまったので、2回に分けることにしました。
今回はアマチュアレスリングのユニフォームである「シングレット」を着ているダニー君とソニー君です。
左側がダニー君、右側がソニー君。
【銀色のシングレット】




肩紐の長い、ローカットタイプのシングレット。
派手やかな銀色をしており、実際の試合で使うユニフォームではないと思います。
少年の場合は水着のほうが上半身の体形がわかりやすいのですが、シングレットも悪くはありませんね。
このシングレットはたぶんどちらも同じもの、つまり使い回しだと思います。
立ち姿の写真を見ると、ダニー君のほうがシングレットにシワが少なく、突っ張った状態になっています。
つまりこの撮影時にはダニー君のほうがソニー君よりも背が高かったということです。
ふたりとも中肉中背で、9歳以下の男の子の標準的な体型ですが、それぞれに個性はあります。
ダニー君はたぶん性格もそうだと思いますが、スポーツ好きの健康な少年といった感じ。
ソニー君はちょっと華奢で、おとなしめな印象があります。
運動よりも頭脳系の趣味を好みそうな秀才タイプといった感じ。
でもこれは私が感じた印象なので、実際はまるで違うのかもしれません。
【金色のシングレット】






こちらは金色のシングレットを着用しているシーン。
この衣装も使い回しかと思いましたが、よく見ると襟の切り込みの深さが違うので別々なシングレットですね。
それぞれ体のサイズにあったものを用意したのかもしれません。
こういう金銀のシングレットがスポーツ用品店に売っているのかはわかりませんが、パーティーなどで衣装としても使うのも面白そう。
ふたりとも撮影に慣れた頃なのか、表情にも余裕がありますね。
見比べてみるとわかりますが、ソニー君のほうが肌が色白です。
このへんもスポーツ好きなダニー君、秀才のソニー君というイメージどおりな気がします。
でも繰り返しになりますが、私が勝手にそう思っているだけですので。
【緑色のシングレット】






ちょっとサイズが合っていない気もしますが、緑色のシングレットを着用しています。
一番上の銀色のシングレットの頃からは数年が経っているのでしょう、ダニー君はちょっとソフトな印象になり、ソニー君は王子様度がさらに上がったって感じですね。
成長ホルモンが体形に作用し、腕や脚、胸や腰などが良い具合に形作られてくる年齢です。
ソニー君の体格もだいぶ大きくなり、このときはふたりともほぼ同じ身長・体重だと思います。
多くの少年モデルの中で、このふたりには最初に見たときから何故か似た雰囲気を感じました。
あまり大きな違いを感じさせないふたりですが、そこにも微妙な差異があるからこそ、美術品を鑑賞するような奥深さがあるんですね。
ふたりともシングレットが似合うかどうかはともかく、彫刻作品なら間違いなく美術館で展示するべき美しさ。
児童期という限られた時間の中での、成長という生命活動のなせる技。
衣装がビキニだったら見える範囲が広いので、もっと双方の個性が発見できたかもしれません。
今回はふたりの肌の綺麗さにだいぶ癒されました。
以上、シングレットを着用したダニー君とソニー君の造形比較でした。
次回は水着編です。
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関連記事:ダニーとソニーの造形比較【水着】
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2025年04月02日
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エッセイ

本日4月2日は「国際子どもの本の日」です。
ミュンヘン国際児童図書館の創設者で国際アンデルセン賞の第1回受賞者であるイエラ・レップマンの提唱により、スイスのバーゼルに本部を置く「国際児童図書評議会」(IBBY)が1967年に制定した記念日。
子供の本を通して国際理解を推進することが目的。
デンマークの童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen/1805-1875)の誕生日である4月2日にちなみ、この日となりました。
日本では国際児童図書評議会の日本支部である「日本国際児童図書評議会」(JBBY)がポスターとメッセージの日本語版を作成し、同会のウェブサイトで公開や各地の公共図書館への配布をおこなっているそうです。
本といえば、インターネットやスマートフォンの普及により、子供たちが本を読む機会が減ったという話をよく聞きます。
もちろん子供だけでなく我々大人も、昔ほどは本を読まなくなっています。
媒体が何であれ、文字を読んで情景を思い浮かべる、または挿絵を見てそこから頭の中に情景を広げる、という作業は子供たちの脳の発育に大変有効です。
テレビ等の映像はそれはそれで楽しい娯楽ですが、小さいうちは絵本などの児童書からたくさんのことを学んでほしいですね。
もちろん本の種類がその子の性格に合っていることと、親による補足説明が重要であることは言うまでもありません。
画像出典:2014年頃のFlickr
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2025年03月31日
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└ 絵画作品
└ 写真作品

イギリスの芸術家、フランク・ブラングィン(Frank Brangwyn/1867-1956)による1924年の絵画作品。
この画像は印刷物(書籍)をスキャンしたものだと思います。
元の作品は油彩ですが、ウィキメディアにはこの画像しかありませんでした。
腰巻きを巻いた少年が庭でカゴを持って立っているという絵。
フランク・ブラングィンは最初にモデルの写真を撮り、それを元に絵を描くという手法をとっていました。
彼の作品は幅広く、油彩画、水彩画、デッサン、版画、彫刻、イラスト、家具・食器・カーペット等のデザイン、建物や内装の設計などにも及びます。
肩書きが画家ではなく芸術家なのはそのためでしょう。


これはブラングィンが撮影した写真作品。
絵画や彫像の制作資料として撮影された写真です。
よく見るとプリントの表面に定規とペンを使ったと思われるマス目が描かれています。
マス目を描くことにより、キャンバスに正確に模写できるわけですね。
小道具が無造作に置かれているのでたぶん工房で撮影したのでしょう。
モデルは雇ったのか身内で済ませたのか定かではありませんが、彼には子供がいなかったので息子ではないようです。
ブラングィンは1867年にベルギーのブルッヘで生まれ、7歳の頃に一家でイギリスに移り住みました。
彼は正規の美術教育を受けたことはなく、ほとんどを独学で学んだそうです。
17歳の頃に作品がロイヤル・アカデミー夏季展で認められ、芸術家を強く志すようになりました。
彼は船の甲板員として働きながらイスタンブールや黒海を旅し、多くの絵画やスケッチを描きました。
1895年にパリの美術商からアール・ヌーヴォーの外観装飾の制作を依頼され、その頃から壁画やタペストリー、カーペット、ステンドグラスのデザインを手掛け始めます。
本国イギリスでのブラングィンに対する評価は微妙でしたが、ヨーロッパやアメリカではデザイン性が高く評価され、優れた芸術家として認められるようになりました。
1900年から1937年までロンドン西部のハマースミス地区に住んでいましたが、1924年に妻が他界。
1941年に国から騎士の称号を授与され、1956年6月11日にサセックス州の自宅で亡くなりました。
画像出典:ウィキメディア・コモンズ
File:The decorative art of Frank Brangwyn 1924 (151859237).jpg(トリミング)
ライセンス:パブリックドメイン
写真画像出典:Bl-lit - BRANGWYN Frank, sir William(現在はサイトがありません)
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